トピックス|山辺天理歯科医師会

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2021年3月9日

歯周病は、病気です。年齢とともに誰でもが必ずなるものではありません。ていねいなブラッシングで、予防できますし、悪化するのを止められます。

もちろんブラッシングはしていると言われる方がほとんどだと思いますが、しっかりとすみずみまでみがけているかどうかは、また別の話です。

失って初めて実感する歯の価値。一生自分の歯で食べるためには、研修を積んだ歯科医師会の会員の歯科医院へ定期的に行き、お口の点検をしてもらうことが大切です。

歯科医師会では、80歳で御自分の歯を20本以上残そうという、8020(はちまるにいまる)運動につとめております。ぜひかかりつけの歯科医院で、患者さん各自に適したブラッシングの指導をうけて、おうちでのお手入れをがんばりながら、定期的(年に2~6回)に通院して歯石を取ってもらいましょう。

ブラッシングすると歯ぐきから血が出る。歯ぐきが腫れる。歯が動きだしてきた。口臭がある。等の自覚症状が出てから、歯科医院にこられる方が多いですが、自覚症状のないときから点検しましょう。

歯をささえているのに最も重要なのは、歯の根のまわりの骨(歯槽骨といいます)が、しっかりしているかどうかです。歯科医院でレントゲン写真をとってもらい、歯槽骨がとかされていないかどうか点検してもらいましょう。

2021年3月9日

どうしたらむし歯にならないのか?

歯の抵抗力を高める

予防法

  • 家庭でのフッ素入り歯みがき粉の使用。
  • 歯科医院でのフッ素塗布やフッ素入りシーラント処置。

細菌をへらす

予防法

  • ブラッシング、デンタルフロスや歯間ブラシの使用
  • 歯科医院で定期的によごれを取ってもらう

砂糖をへらす

予防法

  • シュガーコントロール(キシリトールなど砂糖にかわる代用甘味料を使用すること)

2021年3月9日

むし歯は、むし歯の原因菌(ミュータンス菌など)が食べかすを腐らせ、酸をつくり出し、時間の経過とともにその酸が歯のエナメル質を溶かしてしまうところから始まります。

2021年3月9日

歯の表面では、毎日「脱灰」「再石灰化」が繰り返されています。「脱灰」とは、歯が食べ物によってできる酸によって溶かさる状態。「再石灰化」とは、脱灰状態が元に戻る事をいいます。唾液に含まれるフッ素などが関係しています。

通常、飲食後の歯磨きなどでバランスが保たれ、歯の表面が正常に保たれます。ところが、歯垢(プラーク)が歯の表面につき歯垢の下の表面が酸により「脱灰」が進みバランスが崩れて元に戻らなくなってしまいます。「脱灰」が優位な状態がむし歯です。

 

2021年3月9日

C1

エナメル質にとどまっているむし歯で自覚症状はまったくありません。
シュガーコントロール、プラークコントロールをしながら経過をみたり、
シーラントを行ったりします。

C2

象牙質まで到達したむし歯。
冷たいものや甘いものがしみるなどの自覚症状があらわれる場合が多くなります。
レジンや金属でつめる事になります。

C3

むし歯が歯髄(神経)にまでに進行したもの。
ズキズキ痛むなどの症状がでてきます。通常は麻酔をして神経を取り除き消毒する必要があります。

C4

むし歯が進行して歯根(歯の根)しか残っていない状態。
この段階では発症が根の先まで進行しているので、噛んだとき痛かったり、腫れたりします。

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