トピックス|山辺天理歯科医師会

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知覚過敏について

2022年9月22日

冷たい物を飲食したり、ハブラシの毛先が当たったりすると、歯がしみたりキーンと痛みが生じた。そのような状態が続くと、「知覚過敏」という症状が疑われます。
知覚過敏とは、正式には「象牙質知覚過敏」と呼ばれます。
正常な歯は、エナメル質という非常に固い素材に覆われ守られています。
しかし、何らかの原因により歯の内側にあるやわらかい「象牙質」が露出してしまうことが起こります。
象牙質には象牙細管という無数の細い管が歯の内部に通じており、その象牙細管に熱や冷たさ、歯ブラシなどの刺激が歯の神経まで届くと、鋭い痛みが生じます。
これが、知覚過敏症状の痛みの特徴です。

 

知覚過敏の主な原因

① 歯茎が下がる(歯肉退縮)ことによるもの
歯周病やブラッシング圧を過度に強くする、加齢現象などにより歯茎が下がると、歯の根の部分が露出し、外部からの刺激に過敏に反応します。
 
② 酸が含まれる食品の過剰摂取によるもの
酸性の食べ物は長時間口に含み続けたり、過度な摂取を行ったりすることで、歯が溶ける「酸蝕歯(さんしょくし)」という症状が生じる可能性があります。エナメル質が溶かされることによって生じる知覚過敏です。
 
③ 歯ぎしりによるもの
歯ぎしりが慢性化すると、歯の根元部分に強い力がかかり続けてしまうことにより、歯の根元部分がえぐれてくさびのように欠けることがあり(くさび状欠損)、内部に刺激が伝わりやすくなることで知覚過敏が起こります。
 

知覚過敏の対策と予防

・歯周状態の改善
・あまり力をかけ過ぎない、適切な圧力のブラッシング
・知覚過敏専用の歯磨剤の使用
・歯科医院で、知覚過敏用の薬を塗布する
・歯科医院で、しみる患部へ詰め物を詰める
・歯ぎしりが原因の場合、マウスピースの作成・装着
 
知覚過敏症というのは、様々な要因により引き起こされるものです。
そして、単に冷たい物がしみるだけでなく歯自体が弱くなっていることも意味していますので、軽視することもできません。知覚過敏を頻繁に感じるようになったら、歯科医院を受診し、口腔内の状態をチェックされることをお勧めいたします。